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多重債務の基礎知識

 平成20年10月の段階で、日本の消費者金融の利用者は1,100万人以上となっています。そのうちの半数以上が「多重債務者」に該当し、5件以上の消費者金融を利用者している人たちが約100万人います。さらに、返済が3か月以上滞っている利用者は約210万人とされています。

 上記のように、消費者金融やクレジットカードの利用によって多重債務を抱えるという事態は決して珍しい事ではなく、借金によるトラブルはごく身近に存在しているのです。現に多重債務を原因とした夜逃げや自殺が近年頻発しており、社会問題として扱うべき課題となっています。

 深刻化する多重債務問題を解決するため、平成18年12月には「改正貸金業法」が成立しました。この法律によって、貸付の上限金利の引き下げや、貸付残高の総量規制が導入されましたが、残念な事に問題の根本的な解決には至っていません。

 さらには、「多重債務者対策本部」の設置や「多重債務問題改善プログラム」の策定など、国を挙げた問題解決への取り組みが始まっています。多重債務にお悩みの方は、「国による支援が受けられる」ということを自覚し、借金の解消にあたっては第三者の協力を仰ぐ事を強くおすすめします。

 併せて、「本当に返す必要があるお金か否か」についても考えてみてください。例えば、「グレーゾーン金利」による多重債務や、「違法な金融業者」からの借金については、返済の義務がありません。高い利息のせいでなかなか借金が減らない、そんな方はぜひ専門家に相談を持ちかけてみましょう。